ヒザリハの山田です。
膝の変形にも個人差があります。
変形が強いから必ず痛みがあるかといわれると、必ずしもそうとは限りません。
実際に現場でいろいろな膝を見ていると膝の変形と臨床症状が一致しない方も珍しいことではなく、
そのような内容について調査した学術発表もあります。
ただ、変形が強い=軟骨のすり減りがある、ということは一致します。
実際の患者様の例で話します。
70代女性の方で、両膝関節O脚変形が強く、歩行時、動き始めなど動作に伴った
膝の痛みを訴えて来院されました。
過去に整形外科での診察も受けており、医師からは膝人工関節の手術を勧められました。
それ以降、リハビリや注射を打つわけでもなく、膝の痛みをだましだまし生活されていました。
当院を受診された際には手術をしたほうがいいのかといった相談を受けましたが、
その方の膝の変形からすると、医師が言うように人工関節は選択肢に入れるべきだとお話ししました。
ただこの判断は、その方の膝関節の変形を見ただけのすすめであり、
その患者様の膝周囲の残存機能の状態、希望、家族背景、現在の生活環境などをお聞きし、
手術以外の選択肢として改善させることができるとしたら、このようなメニューがあるという提案をしました。
このメニューに関してはヒザリハだけの施術では足りませんので、
ご自身が自宅で取り組めるものをいくつか提案して実行していただきました。
提案した内容は今年の4月から実践していただいていますが、現在、膝の痛みはありません。
歩行も7000歩程度の散歩に出かけることが可能です。
移動に関しても自転車に乗ることで身の回りのことを行うことができています。
現在、週一回程度の予防維持のリハビリをおこなっています。
膝の痛みがあることで何かをあきらめたりすることをできればしてほしくないので、
その方の以前からの趣味であった旅行の計画を立てるように勧めています。
津島市・あま市・愛西市で膝の痛みでお困りの方はヒザリハにご相談ください。
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