膝関節専門治療「ヒザリハ」の内に四十肩・五十肩専門治療「カタリハ」ができました。
当院は膝専門ですが、膝の問い合わせの次に多くあったのが、なぜか肩だったのです。
膝関節専門との表記をしていますが、実際は関節専門といったほうが的確かもしれません。
腰や頸も関節ですので相談可能ではありますが、基本的には膝と肩に絞らせていただいています。
これは患者様に対して施術を提供する際に、問題点を的確に抽出し、
症状にあった内容のリハビリを提供するためにです。
腰痛を何とかしてほしいとのご相談も受けますが、当院は腰痛を専門にしていません。
なぜかといいますと腰は原因が本当に多いのです。
腰痛の病態分類としては以下になります。
1器質的要因による腰痛
<脊椎とその周辺組織に由来する腰痛>
外傷:骨折、捻挫、靭帯・筋肉・椎間板損傷など
変性:変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、骨粗鬆症に伴う脊柱変形など
感染:化膿性・結核性脊椎炎、硬膜外膿瘍など
炎症:リウマチ性・強直性脊椎炎、enthesopathyなど
腫瘍:脊椎腫瘍(原発性、転移性)、脊髄・馬尾腫瘍など
機能障害:筋疲労、コンパートメント症候群など
<脊柱以外の臓器に由来する腰痛>
血管:解離性大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症など
泌尿器:尿管結石など
婦人科:子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など
消化器:膵臓炎、膵臓がん、十二指腸潰瘍、直腸がん、胆嚢炎など
整形外科:変形性股関節症、骨盤輪不安定症、仙腸関節炎(結核性・強直性脊椎炎)など
2非器質的要因による腰痛
精神医学的問題
心理社会的問題
病院勤務で腰痛も数多くの症例を見てきましたが、リハビリ対象にならない内科的疾患や、
命かかわる症例も実際に診てきたものとして、
画像診断を前提に施術を進める必要があると考えているからです。
「腰の痛み=骨盤矯正」という表記を世間ではよく目にします。
しかしこれはほんの一部の患者様に当てはまるだけで、
腰の痛みの原因を探るということはレントゲン、MRIなどの画像診断するべきだと考えています。
そのため、当院での腰に関しての施術は限局的なものとなります。
もちろん膝や肩の痛みに関しても画像診断は必要であると考えますが、
問題点を細かく見ることで危険性のあるもの、リハビリで改善させれるものを判断できます。
今まで受けたことのない方や、すぐに画像診断が必要だと判断したものに関しては、
その理由を説明し、医科への受診をおすすめしますので不安な方でも安心して来院してください。
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