症例報告:80代男性 レントゲンでは問題ない膝の痛み

愛知・名古屋の膝痛専門院ヒザリハの山田です。

今回の相談者は80代男性になります。

要点は以下になります。

・今年の4月から膝痛により地元の整形外科に通っている。

・リハビリ、注射、投薬を受けているものの症状に変化がない。

・4月に比べてさらの悪化して歩けなくなっている。

・整形外科の診断が本当に正しいのか疑問が湧いてきた。

ご家族のサポートもあり当院のホームページから施術にたどり着いたとのことです。

実際に症状を確認させていただきましたが、今回は膝の症状ではないとの判断です。

再度、整形外科での腰の診察を受けていただくことをおすすめしました。

足が痛いので膝の問題と思ってしまうケースがあります。

しかし、膝痛は膝にしか出ない特徴的な症状があります。

同様に腰の症状にも特徴的なものがあります。

今回は膝が痛いとの訴えに、整形外科でも膝のレントゲンを撮られるのですが、

画像上は特に問題はないとの診断が下るものの、

様子を見る意味で注射、薬、リハビリを受けていたようではあります。

基本的に問題点にきちんとアプローチされている場合は症状の改善が見られます。

しかし、3か月継続しても改善どころか悪化しているというのは、

単純に問題点に対してアプローチされていないことになります。

実際に腰の問題点を抽出し、検査を複合的に行うことで、膝ではなく腰であるとたどり着きます。

なぜ痛いのかをしっかり判断しないと、改善どころか悪化してしまうという症例になります。

今回のように膝ではなく腰であると判断した場合、速やかに他医紹介を行います。

当院は膝専門院ですので原則、膝のリハビリ以外はお受けしていません。

最近は自費治療と称して膝痛専門院と表現される治療院を多く見かけるようになりましたが、

実際は何でも治療をしているため、本当に専門なのかを確認してみる必要はあるかと思います。

専門であるところとそうでないところの違いは症例数に反映されるものです。

あなたが今、受けている治療は「痛みの原因に対する的確な治療」?

当院にお越しになられるの患者様の傾向として以下のことが挙げられます。

【整形外科に行っていたけど痛みの改善が見られなかった患者様の場合】

・レントゲンで膝の軟骨がすり減っている、加齢なので仕方がないと言われた。

・レントゲンを撮ったものの、骨には異常がないと言われ、そのまま放置。

・リハビリは受けていても電気とマッサージ、湿布と痛み止め、ヒアルロン酸注射を受けている。

【整体・接骨院に行っていたけど痛みの改善が見られなかった患者様の場合】

・膝(肩)が痛いのは骨盤が歪んでいるからといわれ、骨盤矯正を受けていた。

これらは当院にお越しになる患者様に大変多いのですが、実際のお話です。

これらの問題点に共通すること、それは何だと思いますか?

それは「なぜ痛いのか?」「なぜ治療を受けるのか?」に対する答えになっていないのです。

軟骨は年齢とともにすり減りますが、痛くない人でもすり減ります。

痛くない人は軟骨がすり減っていないわけではありません。

その逆でレントゲンで軟骨がすり減っていないと言われていても膝の痛い人はいます。

ここですでに矛盾が生じます。

では、その説明の流れに対して軟骨がすり減っているとしたら、

すり減った軟骨に対して、なぜ電気で改善するのですか?

すり減った軟骨に対して、なぜマッサージのみで改善するのですか?

また、痛いのは膝なのに、なぜ骨盤矯正をするのかの細かな説明はありましたか?

(中には腰の痛みから膝周辺に痛みを表現することはあります。

当院の場合、腰から来ていると判断した場合、その場で即効性のある効果測定で判断します。)

当院では初回に、現在ある膝の問題点の抽出を必ず行います。

問題点が見当たらないのにリハビリは行いません。

見当たらないということは他に何かの原因が考えられるわけですので、

信頼できる医師に紹介状を準備して問題点の解決につながる検査を依頼します。

開始前にこの問題点の説明をしっかりと行い、患者様にもわかりやすくお話します。

初回の説明は最低30分程度行っています。

なぜ?という質問に対する説明を受けれていないのにも関わらず、

他院にて治療を受けている患者様は一度ご自分のリハビリ内容を振り返る機会になればと思います。

膝の痛みでお困りの方はヒザリハ・肩の痛みでお困りの方はカタリハのご相談ください。

ヒザリハでは現在、愛知県津島市と名古屋市千種区今池の二店舗で対応しています。

二店舗の施術時間はこちらのホームページ上に掲載してありますのでご確認ください。


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