症例報告:女子高校生 突然の膝の痛み

ヒザリハの山田です。

今回の相談者は授業中に椅子に座っていて急に膝が痛くなったという女子高校生です。

膝の痛みが強く足を引きずる状態で来院されました。

詳しく内容を聞いてみると、何もやっていない状態で痛くなったということで、

考えられる膝の痛みの原因をすべて当てはめて考えてましたしたが、どれも当てはまりません。

何もやっていないのに痛くなるというのはあまりいいことではありませんので、

再度状況や内容を確認し、可能性として考えられる候補をあげます。

相談者の膝の状態、既往歴から推測し、膝に対する処置と対策をし、翌日確認を行いましたが、

前日のような歩けなく痛みの出現はなく、問題なく過ごせました。

処置を行った当日もバドミントン、翌日はテニスも普通にできたとお母さんから報告がありました。

このようなケースは整形外科での画像診断、その他検査が必要なこともあります。

何もやっていない授業中にでた痛みだということでしたが、今回は当院の判断では、

レントゲンや各種検査では確認ができない動作の中で起きた問題と仮定しました。

結果的には痛みもなく、原因は仮定した通りだと考えられます。

今後はこれに対して対策をすることで痛みが出るのを防ぐことが可能になります。

原因が何なのか、そこをしっかりと判断したうえでそれに対する改善方法をお伝えすることが、

本当の意味の施術であり、改善率につながるものだと考えます。

あなたが今、受けている治療は「痛みの原因に対する的確な治療」?

当院にお越しになられるの患者様の傾向として以下のことが挙げられます。

【整形外科に行っていたけど痛みの改善が見られなかった患者様の場合】

・レントゲンで膝の軟骨がすり減っている、加齢なので仕方がないと言われた。

・レントゲンを撮ったものの、骨には異常がないと言われ、そのまま放置。

・リハビリは受けていても電気とマッサージ、湿布と痛み止め、ヒアルロン酸注射を受けている。

【整体・接骨院に行っていたけど痛みの改善が見られなかった患者様の場合】

・膝(肩)が痛いのは骨盤が歪んでいるからといわれ、骨盤矯正を受けていた。

これらは当院にお越しになる患者様に大変多いのですが、実際のお話です。

これらの問題点に共通すること、それは何だと思いますか?

それは「なぜ痛いのか?」「なぜ治療を受けるのか?」に対する答えになっていないのです。

軟骨は年齢とともにすり減りますが、痛くない人でもすり減ります。

痛くない人は軟骨がすり減っていないわけではありません。

その逆でレントゲンで軟骨がすり減っていないと言われていても膝の痛い人はいます。

ここですでに矛盾が生じます。

では、その説明の流れに対して軟骨がすり減っているとしたら、

すり減った軟骨に対して、なぜ電気で改善するのですか?

すり減った軟骨に対して、なぜマッサージのみで改善するのですか?

また、痛いのは膝なのに、なぜ骨盤矯正をするのかの細かな説明はありましたか?

(中には腰の痛みから膝周辺に痛みを表現することはあります。

当院の場合、腰から来ていると判断した場合、その場で即効性のある効果測定で判断します。)

当院でのリハビリは初回、問題点の抽出を必ず行います。

問題点が見当たらないのにリハビリは行いません。

見当たらないということは他に何かの原因が考えられるわけですので、

信頼できる医師に紹介状を準備して問題点の解決につながる検査を依頼します。

開始前にこの問題点の説明をしっかりと行い、患者様にもわかりやすくお話します。

初回の説明は最低30分程度行っています。

なぜ?という質問に対する説明を受けれていないのにも関わらず、

他院にて治療を受けている患者様は一度ご自分のリハビリ内容を振り返る機会になればと思います。

膝の痛みでお困りの方はヒザリハ・肩の痛みでお困りの方はカタリハのご相談ください。


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